池田です。
定期的に国内で使用されている「木のおはなし」をしていきます。
第2回目は、ツガ(針葉樹)です。
樹名:ツガ
分類:マツ科ツガ属
<ツガの木目>
【木の名前がそのまま学名になっている木】
ツガの葉が短調交互につくので、「継ぐ」の意からきたと言われてますが、語源はよくわかりません。地方では、トガ、トガマツと呼ばれることもあり万葉集にもトガノキ、ツガノキの名がでてきます。
ツガの北限は福島県、南限は屋久島で四国、九州にかけて多くみられ、人口植林させる事もほとんどありません。
ツガの辺心材の区別は、不明瞭ですが秋材部は褐色で、春材部は胡紛を塗ったように白く見えるのが特徴です。また、良材は艶があり柾目も美しく柱など造作材に使われる場合は、高級材として取り扱われます。
用途は建築材の造作材全般、仏具、楽器、箱材など幅広く利用されています。